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五十肩ふたたび

40歳代の後半ともなりますと、心身のさまざまな不調がでてきます。Twitter のアカウントをひらいた当初は、自己紹介に

Historian of the eighteenth-century England

などと書いておりましたが、いまでは開き直って
清水市の生まれ。そろそろ身体のさまざまな部位にガタのくるお年ごろ。仕事は歴史のセンセーで、18世紀イングランドの犯罪・裁判・処刑あたりが得意。甘いものも辛いものも大好き。お酒はからきしダメ。

となっています。とくに、40歳代の後半には、激偏頭痛 → 慢性胃炎・十二指腸潰瘍 → 五十肩(左肩) → 未破裂脳動脈瘤(右中大脳動脈と左内頸動脈)と医院・病院通いの連続です。そうそう、フルーをこじらせて救急搬送されたこともありました。おかげで、内科と歯科の開業医しかなかった診察券も、眼科、総合病院(なんと5か所!)、整形外科、脳神経外科とふえて、もはやカードケースには余裕がありません。


コイルによる塞栓術をうけた3月末から3か月あまりがすぎました。職場の階段を1日2回くらいなら最上階まであがるようになった今日このごろですが、そこへにわかに襲来したのが右肩の五十肩です。駒場のお仕事をしていたころにやられたのは左肩でして、さいわいにして利き腕でなかったため、1か月に一度の出張も、連合王国への海外出張も何とかこなせました。スーツケースのもちはこびはさすがにつらかったけどね。電車のつり革を握ることができないくらいひどかったとはいえ、無意識に、かつ優先的にうごかすこともありませんから、痛みで苦しむことは比較的少なかったのではないかと思います。

ところが、今度は大事な利き腕の右肩です。ちゃんと気をつけていないと、まずこちらをうごかしてしまいます。眠っているときなど、まさしく危機一髪の連続で、たとえば、寝返りって本当に厄介なものです。職場の駐車場に向かう周回路にもうけられたゲートで、入構カードを確認機械へ入れるために右腕をあげようとしても、これがけっこうつらい。自動車のあけたウィンドウまで腕があげづらいくらいです。あせって腕をあげるうごきをはやめると、五十肩経験者の方はおわかりでしょうが、あの気分が悪くなるような痛みに襲われ、ほとんど涙目になってしまいます。

しかし、こうなってしまったものはしかたがありません。軽減するまで半年から1年くらいでしょうか。経験している故障・病気だけに、対処も何とかなる……といいなぁ。無病息災(state of perfect health)はもはや望めない年齢ですが、一病とか二病くらいで、しがみついて生きていきたいと思います。

オイラの実年齢でいうと四十肩ですが、五十肩というのが一般的なのだそうです。ちなみに、英語の「凍っちゃった肩(frozen shoulder)」というのはいいえて妙かも。

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