緑が気持ちよい
メタセコイアの並木です。一本だけが立っているのも、こうした集合体も、壮大さを感じさせます。
メタセコイアというのは、生きている化石とも呼ばれるスギ科の植物で、たしか中国で現存が確認されたものを日本にもちこんだ、と上の写真を撮ったところの解説文にあったはずです(記憶が曖昧なので、まちがっていたらすみません)。息子たちが通った小学校にもメタセコイアの木が立っていて、5月におこなわれる運動会のころには、細長い淡黄色の葉っぱをたたえ、アタシのような父親に直射日光を避ける木陰を用意してくれていました。すらっと伸びて3,40メートルに届こうかという樹のいきおいは、初等教育の現場にこそふさわしいでしょう。
職場のとなりにも公園があって、たまに樹木のなかを散歩します。そちらは、山桃や百日紅がつい最近まで目立っていました。職場そのものが丘陵地帯にありますから、公園もアップダウンしながらぬけてゆくことになります。あまり眺望が開けることはないですが、芝生公園というサッカー場が丸ごと入るような規模の広場があって、見下ろすようなところに立つと開放感を楽しめます。
緑が気持ちよいと感じられるのは、春と秋の特権ですね。
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