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恥ずかしながら

昨日、いただきものの『イギリス史研究入門』を読んでいて、ようやく気がついたことがあります。「近世」をはじめ、「宗教」や「スコットランド」も、みな「王制復古」の語を採用していました。いやぁ、「議会」をながめていてようやく気がついたというか、最初は「誤植じゃん」と勘違いしたというか ヾ(^。^*)まぁまぁ

学部と修士の講義・演習で、ほかならぬ編者の先生から手ほどきをうけました。そのとき何度か、1660年の Restoration は国王政治が復活しただけでなく、国教会体制も再確立されたのだ、とおっしゃっていたのを記憶しています。とすれば、信教国家論を採用する云々はべつにして、体制というニュアンスのある「王制復古」のほうが適切ということになるのでしょう。

アタシは大きな議論はトコトン苦手な人でして、些末な(ともいえる)細部に味わいを感じてしまいます。重箱の隅をつついてどこが悪い、弁当箱の汁のしみこんだ隅の米粒一つはとても美味しいぞ!とかいいたい人です。新聞でも誤植を見つけてよろこんでいたりしてね(狙いは、やはりテレビ欄です)。たかが「政」と「制」でも、個人的には盛りあがれます。

幸せな本だなぁ。

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