ビッグイシュー基金からの年賀
いろいろな方を介して知りあい、おつきあいのあるビッグイシュー日本およびビッグイシュー基金から、年賀とともにつぎのようなメールがとどきました。引用します。(一部、改行を変更してあります。)
いつも応援してくださっている皆様へ新年あけましておめでとうございます。
「貧乏ってのはするもんじゃねえ。『たしなむ』もんです」
この言葉は、今年のビッグイシュー誌1月1日号「『生きる』カルタ」の「ひ」のところにある古今亭志ん生さんのものです。リーマンショックをはさむ2年間で、東京のビッグイシュー販売者の平均年齢は56歳から45歳まで11歳も若くなりました。貧困は、その象徴であるホームレス問題において若い世代にまで広がり、深まろうとしています。若者をもホームレス状態にし続ける社会に未来はあるのか? 今や問題は貧困をこえ日本社会の存続にかかわるところまできているのではないでしょうか?
昨年末には「若者ホームレス白書」(※)をまとめ、シンポジウムを開くことができました。これを第一歩に今年も、若者が元気で希望を持って生きられる社会をつくるため、知恵や力を集め、これらを共有し、互いのために活用しあいたいと思います。
志ん生さんの精神に負けないぐらいの、ゆとりを持って本年も仕事をしたい。どうか、あなたさまも、ともに活動していただけるよう、心からお願いします。
なお、本年より年賀状をやめて、このメールで年賀にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
2011年正月
佐野 章二
ビッグイシュー日本&ビッグイシュー基金スタッフ一同※「若者ホームレス白書」はビッグイシュー販売者を中心とした20代30代のホームレス50人の聞き取り調査をもとに、支援方策検討委員会(委員長 宮本みち子 放送大学教授)がまとめたもの。ご希望の方には、必要な部数を無料でお配りしています。(但し、送料はご負担ください)
お申し込みは必要部数、送付先を明記のうえ、Eメール info(アットマーク)bigissue.or.jp まで。若者ホームレス白書→http://www.bigissue.or.jp/program/index.html
若者ホームレス白書発行記念シンポジウムのご報告→http://www.bigissue.or.jp/activity/info_10121902.html■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ビッグイシュー日本
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いろいろな励ましでむかえた2011年です。
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