特別講義のお知らせ
5月にが日本大学で開催された日本西洋史学会のとき、ひさしぶりにお目にかかった方々のなかでお二人に特別講義のお願いをしたところ、ともに快諾していただき、10月と12月に実施できることになりました。10月のほうはすでに終了して、60人あまりが収容できる講義室に60人あまりがいるという大盛況でした。戦友ですから、わが社のもう一人の戦友もお誘いして、前夜祭から楽しかったです。
さて、12月は古くからの友人に愛知県からお越しいただきます。予定は以下のとおりですので、可能な方はどうぞお越しくださいませ。
静岡県立大学国際関係学部特別講義
日時:2011年12月15日(木)13時から14時30分まで
場所:静岡県立大学国際関係学部棟3階3315講義室
交通アクセス:http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/outline/access/index.html
キャンパスマップ:http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/outline/cam_map/index.html
講師:久田由佳子(愛知県立大学外国語学部)
講義題目:ボストン茶会事件の 「記憶」と歴史
※ご本人からいただいた内容についての紹介は、「つづき」をご覧ください。
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いやぁ、ひさしぶりにお会いするのも、お話を聞くのも、楽しみだなぁ。
ボストン茶会事件に至る経緯(7年戦争後の英本国による植民地政策の変容を中心に)、事件の実情(当時の参加者の回想録とその他の資料に基づく2次文献からの紹介)、この事件がその後の19世紀から現代の政治的運動にどのように利用されてきたかなどをお話しできればと思います。時間が許せば、もうひとつ、茶会と呼ばれるノースカロライナの事件について、触れられたらと思います。野村達朗編『アメリカ合衆国の歴史』で、金井さんがたしか「印紙法反対」の集会として紹介していた風刺画について、紹介します。木槌を持っているおばさんが、実は当時の本国の植民地政策とは無縁のはずのビュートをイメージしているだとか、この事件についての記録は、本国の新聞記事(『モーニング・クロニクル&ロンドン・アドヴァタイザー』紙など)しかないといった話です。
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