いただきもの(迷宮入り)
7月の上旬にいただいたものですが、初動捜査に失敗し、迷宮入りしておりました ヾ(^。^*)まぁまぁ
題名のとおり、ヘンリ8世の治世を初学者にもやさしく、しかし研究史の展開に目配りして編まれた論集です。参考文献の案内にも配慮がみられます。表紙のデザインや各ページの欄外部分もおしゃれな感じ。
個人的には高位の政治(high politics)にはあまり興味がなく、議会とか、君主とか、王権の表象儀礼とか、すっ飛ばしてしまいました <(_ _)>
宗教や対外政策、それから、何といってもお墓の話には興味がつきません。残念ながら、お墓は残っていないですが、寄稿者のどなたかがヴァーチャルで再現しませんか o(^-^)oワクワク
さて、1か所だけ難をあげるとすれば、「あとがき」にはいっている「さしずめ織田信長」くらいでしょうか。このごろの日本史研究では、織豊政権というよりは、織田はあくまで戦国大名の一類型にとどまりますから、あまり英雄然としたイメージではないようです。
「ジョージ1世の迷宮――イギリスの啓蒙君主」という企画をどなたか出しませんか。
指昭博(編)『ヘンリ8世の迷宮――イギリスのルネサンス君主』(昭和堂、2012年)。
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