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いただきもの(複合国家論)

本を読んでノートをとるのが牛のようにおそいもので、なかなかいただきものとお礼との時間差がうまりません。なにせ、丑年なもので (^_^;)

編者と寄稿者の数名の方からいただきました。それなりの期間のおつきあいをいただいている方々ばかりですけれど、ここのところはアタシの都合で長いごぶさたをしております。そういう人が増えつづけている現状を“打開しなければいけない精神”ばかりが……、ばかりがぁ……(^◇^;)

複合君主制(composite monarchy)、礫岩のような国家(conglomerate state)、宗教的な寛容・包括、外国人と複合国家など、多様にして重要な論点が提示され、かつ、実証的に検討されているところに好感をもちました。クセのある方もいらっしゃいますが、それはそれ、研究上の個性ということでしょう。ただ、個人的には、「ピューリタン革命」と「三王国戦争」という用語が1冊のなかでつかわれるのには、あまり賛成できませんでした。

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岩井淳(編)『複合国家イギリスの宗教と社会――ブリテン国家の創出』(ミネルヴァ書房、2012年)。

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