いただきもの(ハシェックとネドベドの国の中世史)
ハシェックといえばサンフレッチェがはじめてJ1を制したときのFWであり、ネドベドといえばユーヴェの大黒柱として活躍し、不正によってセリエB降格になったときもチームにとどまったMFでした。アタシの世界史は基本的にフットボーラとともに記憶されております。
さて、おとなりの国立大学法人にいらっしゃる方からご高著をいただきました。研究会でごあいさつをかわしましたが、500年ほどあとの、地域も対象もちがう歴史ととりくんでいる者としては、いささか戸惑いをおぼえます。ただし、中世ヨーロッパの国家・国制のあり方は「長い18世紀」の決算までを規定すると考えれば、さほど遠くにあるものではないのかもしれません。ありがたく頂戴し、わずかな春休みに読ませていただくつもりです。
藤井真生『中世チェコ国家の誕生――君主・貴族・共同体』(昭和堂、2014年)
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