いただきもの(海賊)
書類仕事に追われる日々です。あれを片づければこれが必要になり、それを終えれば別のそれがはじまり、障害物マラソンというか、10種競技の同時連続進行というか、いろいろとかなわんなぁ、てな気分にもなってまいります。
そうしたときにも、そういうときにこそ、原点にもどってみることが必要なのでしょう。まずは、辞書をひきながら文献や史料を読み、地図上にピンを立てたり、印をつけたり、記述から建物の姿を想像したりした、一つ一つがバラバラで何の意味をもなさないようなものが思いだされます。名古屋の本山界隈ですごした日々もまた、そうした散漫なもののかもしれません。もどりたくはないですがね ヾ(^。^*)まぁまぁ
名古屋の関係者の方々がなさった訳業をいただきました。本山界隈をともにした時間はあまり長くありませんが、いまも学会・研究会では親しくしていただいています。日常に追われながらもやるべきことがある、と思いださせてくださるようなお仕事です。先日に紹介した近世イギリス史研究会の書評本ともかかわって、笠井さんの文献解題はしっかりと読まれてしかるべき部分となっています。
ありがとうございました。
マーカス・レディカー/和田光弘・小島崇・森丈夫・笠井俊和(訳)『海賊たちの黄金時代――アトランティック・ヒストリーの世界』(ミネルヴァ書房、2014年)。
Recent Comments