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いただきもの(大きな分かれ目)

先週の後半は、あいもかわらず会議と講義におわれ、くわえて学期末の試験採点や卒業研究の面談もあって、週初に立てた「ウェブログの更新するぞ」の誓いをまもることができずにすぎました。ああ、自己嫌悪、ああ、後悔先に立たず ((>_<。)。。
あたらしい週がはじまりましたので気をとりなおし、本日からあと2冊ほどのいただきもの&卑小ながらのお礼のことばをつづります。

いつかは読まなければと思いつつ、機会を逸してしまう書籍がたくさんあります。それが外国語の本であったりすると、空振りというよりも見逃しの三振を喫する可能性はさらに増すことでしょう(いや、すくなくともアタシの場合はそうです)。そうしたとき、当該の外国語と日本語に長けたかたがたによる翻訳のお仕事があると、とてつもなくありがたいです。英語を英語として読むのは重要ですけれど、それはそれで心理的な敷居が高くなりますし、何よりも翻訳もまた一つの解釈であるとすれば、それぞれが専門家でもある訳者のかたがたが産業革命や近代の世界経済の展開をどのようにとらえようとしているかを理解することは翻訳でしかできません。

なまけごころを戒めつつ、この夏に読ませていただこうと思います。ありがとうございました。

20150810

K・ポメランツ(川北稔監訳)『大分岐――中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』(名古屋大学出版会、2015年)。

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