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達人お二人〔旧ウェブサイトより転載〕

6月に入ってすぐ、長谷川先生のご逝去を知りました。賀状のやりとりはつづいており、お身体の調子がすぐれないことは知っていたのですが、ここ10年ほどはお目にかかる機会もなく、不義理な学生でした。ふりかえってみると、愛知県大の日本西洋史学会の懇親会で乾杯のあいさつをお願いし、「あれとこれとしゃべろうかな」とお話ししたのが、直接にことばをかわすことのできた最後の機会となってしまいました。

國原先生のご逝去もおなじように知ることとなり、「栗田くん、ご精進ください」と贈ってくださった栞をひっぱりだしてしんみりとしたところです。さらに、連想ゲームのように、以前につくっていたウェブサイトにお二人の写真を登載してページをつくっていたことを思いだし、この機会にこちらにのせて残しておこうときめました。

近代史をやっていますが、ラテン語が好きで、古代ローマにあこがれる学生にしていただき、感謝しています。そのぶん、中世史はまったくの不勉強でまったくの暗闇ですが(苦笑)。


以下にもとのページを再現します。
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20170603

左は、長谷川博隆先生。やぬしが在籍していた時期、西洋史学研究室の主任教授でした。共和政期ローマ史の泰斗です。個人的にはローマ人のライフ・ヒストリを論じた、『古代ローマの若者』(筑摩書房)や「古代ローマにおける老人の問題――Sexagenarii de ponte をめぐって」『史学雑誌』などが好きです。

右は、國原吉之助先生。大学2・3年生のとき、ラテン語を初歩から上級までお世話になりました。長谷川先生が「あの語学の天才」とよくおっしゃっていました。カエサル『内乱記』、タキトゥス『年代記』などの翻訳があります。広島のご出身で、授業中に一度だけ、ご家族の被爆体験について語ってくださったことを記憶しています。

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