術後10年
生まれてはじめて手術台に乗ってから、今年で10年になりました。何とか生きながらえています。毎年毎年のこの日にあのときのことを思いだしながらつぶやきました。ほとんどがおなじような内容ですけれど、10年の区切りをつけようと考え、まとめてこちらに登載します。
2010年 ※この年だけはあえて言及していません。
強い雨が降っている。梅雨明けして以来の雨か@静岡 運転には充分な注意が必要だ。……湿気が身体にきつそう。
2011年
今日で開頭手術から2年である。発症前に見つかって、手術にも問題がなく、後遺症も出ていない。これだけでも、めっけものだ。
2012年
最初の手術から今日で3年がすぎた。さいわいなことに、さしたる後遺症もなく、いまのところは再発やクリップのずれ(直近に新たな動脈瘤が生じること)もない。メス痕はずいぶんと目立たなくなった。このまま世を捨てて暮らしたいものでありんす。
2013年
1回目の手術から4年である。いまごろは台の上にいたはず。全麻から覚めたのは、16時ころであった。手術室に入る直前と目覚めた直後に目に入ったのは、両方とも息子のガッツポーズだった (^^)b
2014年
はじめての手術から今日で5年がすぎた。メス痕やこめかみのへこみや側頭部のボコボコは完全にはなくならないけれど、生きながらえている。めっけもんだ。
2015年
水曜日が手術日であるのは、現在も変わっていないらしい。9時の開始であったから、まもなく全麻で眠った時刻である。あれから6年がすぎる。
いまごろの時刻には時間の感覚はなく、手術室 → ICUでめざめ → 何かの拍子で頭部をうごかしたためにくらくら → CTで異常の有無の確認 → OK → ICUで寒さにふるえ、歯のかみ合わせを自分で制御できず → いつのまにか消灯、という時系列の記憶しかない。
2016年
本日で術後7年である <(_ _)>
7年前のこの時刻にはまだ全身麻酔の状態で手術室におりました。前日の雨があがって the 夏、といった今日とおなじような天候を記憶しています。というわけで、たまたま来室する方にお福餅をさしあげて「お福分け」をしています。
2017年
本日で術後8年である。いまごろの時刻に麻酔からめざめた。
2018年 ※主治医に言われたこともあり、定期的な通院をやめました。
なし。
2019年
10年前のいまごろは全身麻酔から目覚めて、しかし、頭部をうごかしたためにおかしくなってCTを撮られていた。身体が冷えて歯の根があわなかった、徐脈の閾値を何度も超えて警告音が響いた、奇妙な記憶ばかりがある。もっとも奇妙なのは、あれから生きてんのかな、とときどき疑うこと ( ̄。 ̄;)
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