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September 2020

いただきもの(グローバルである歴史)

大学院生のころ、二つの演習に参加していました。ひとつは、もちろん、自分の指導教官のゼミです。ふだんはすみっコぐらしで、しかし、発表時には十字砲火をあびて轟沈する、といったしんどい毎日でした。

もうひとつ、ひょんなご縁から参加させていただいたのが、経済学部の西洋経済史のゼミです。藤瀬浩司先生が担当なさっていました。M1のときに、『イギリス社会政策史』(東京大学出版会)を出版なさったばかりの大澤眞理さんが集中講義にいらっしゃると伝え聞き、学部の集中講義とおなじように、そこにいればよい、と思って出席したら、ずっと少人数で、外書講読のような形態で、ひと晩で数十ページも読んでまとめてレジュメを切って、しんどかったです。そのときから、本書の編者のおひとりである福澤直樹さんとおつきあいがはじまりました。

それから30余年がすぎて、いまだに忘れないでいてくださるのは、ありがたいのひと言しかありません。ご恵送いただたのは、『世界経済の歴史——グローバル経済史入門——〔第2版〕』(名古屋大学出版会)です。福澤さんごじしんの専門である社会政策、社会保険もふくめた経済史ですから、グローバルということばが醸す対象地域のひろさだけでなく、切り口や研究分野も多様にして包括的です。10年の時を経ての改訂版ですから、もちろん、内容も補足され、さらには、あたらしい章がくわわってもいますが、しかし、定価が100円とはいえ下がっている(初版もじつはいただいた)のはほとんど奇跡といってもよいことでしょう。

自助・共助・公助などとのたまう御仁が権力をふるいそうな昨今であるがゆえに、13章は読まれてしかるべき内容です。

20200824-093316

ありがとうございました。

金井雄一・中西聡・福澤直樹(編)『世界経済の歴史——グローバル経済史入門——〔第2版〕』(名古屋大学出版会)。

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注意事項の覚書き

ほかの大学では注意事項があらかじめ通知されており、それにのっとって授業の準備をすすめることができます。開始の3週間前になったというのに、方針すら確定していないようで、待てど暮らせどいっさいの音沙汰はありません。

覚書きくらいは残しておこうと、注意事項のたたき台として某部署へ送付した一部をここに示します。これからあたらしい知見がくわわれば修正の必要も生じることでしょう。というか、そうでないと困ります。そのときにはまた、あたらしい記事を投稿するつもりです。とりあえずは、記録し、残し、あとから考えることにします。

 

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