注意事項の覚書き
ほかの大学では注意事項があらかじめ通知されており、それにのっとって授業の準備をすすめることができます。開始の3週間前になったというのに、方針すら確定していないようで、待てど暮らせどいっさいの音沙汰はありません。
覚書きくらいは残しておこうと、注意事項のたたき台として某部署へ送付した一部をここに示します。これからあたらしい知見がくわわれば修正の必要も生じることでしょう。というか、そうでないと困ります。そのときにはまた、あたらしい記事を投稿するつもりです。とりあえずは、記録し、残し、あとから考えることにします。
対面授業の実施にあたっての注意事項
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)への対応では、学生・教職員の健康・安全を守り、感染被害の拡大を抑止することがもとめられます。対面授業の実施にあたっては、感染を拡大する「三つの密」が重ならないように配慮し、授業担当教員は「2.授業」に記した措置をかならず実施してください。
※三つの密とは、換気の悪い「密」閉空間、多数が集まる「密」集場所、間近で会話や発声をする「密」接場面、を指します。
1.対面授業の実施の基本方針
(1)対面授業の実施を可とされる科目は、教員からの希望をもとに、学部運営委員会または教務委員会で検討し、認められた科目のみとします。検討の際には、科目の実施形態(講義、演習、実習)、時間割、配当年次等を考慮します。実施を可とされる原則は、50人以下の履修者であること、履修者(の全員)が対面授業を希望すること、資格取得の規定等によって遠隔授業では代替できない授業内容を含むこと、です。
(2)収容可能人数や換気設備の有無等の教室環境を考慮して実施を認めます。
(3)基礎的な疾患などのある学生および教職員の意向を十分に考慮します。
2.対面授業の実施にあたって授業担当者のとらなければならない措置
(1)時間割および講義室等
対面授業を実施する科目は、7月31日に一斉配信メールでお知らせした曜日・時限・講義室等(教員室で実施する演習もふくむ)で実施します。ただし、学生の履修状況によっては授業期間中であっても学部運営委員会(または教務委員会)が時間割を変更します。
(2)感染予防対策
①授業開始前
・授業担当教員は、授業を実施する朝に検温をおこない、体調に不安をおぼえた場合にはためらわずに休講措置をとります。
補講は遠隔授業やレポート課題などによる代替も可能です。無理をすることが感染を蔓延させる可能性のあることを自覚するようにお願いします。
・授業担当教員は、マスクまたはフェイスガードなどをつねに着用します。
・授業担当教員は、講義室等(教員室もふくむ)に入室する前にはアルコール消毒液で手指の消毒をおこないます。
②授業時間
「密閉」「密集」「密接」の「三密」を避けるため、授業担当教員は以下の対策を講じて授業を実施します。また、措置の実施をかならず授業前に確認します。
●「密閉」を避けるための対策
・出入口のドアを開放します。
・窓のある教室では窓を開放します。
・換気装置(ロスナイ)のあるところでは稼働させます。
・雨または冷暖房稼働中で扉や窓を閉める場合には、かならず30分に一度、5〜10分を目安にして換気をおこないます。好ましいのは、60分のあいだに6回は完全に空気がいれかわることです。
●「密集」を避けるための対策
・学生の座席を指定し着席させます。
授業担当教員は座席表を履修者の確定する第3回目の授業までに作成し、写しを学生室へ提出してください。
●「密接」を避ける対策
・近距離で正面からの対面となるディスカッションやグループワーク等の学習活動を禁止します。
・演習、実技、実習、実験等で会話をしなければならない場合には、学生同士および学生と教員とが2メートル以上、それが不可能な環境にある場合には1メートル以上の間隔をあけるとともに、大声を出さないように学生を指導します。
③授業終了後および授業全般
・授業の終了後に授業担当教員は、使用した教卓やマイク等をアルコール消毒液をふくませたペーパータオルなどで拭きます。
・授業中の必要ない私語は厳に慎むように学生を指導します。
・体調の思わしくない学生を見つけた場合には、すみやかに学生室へ連絡し、職員から指示を受けます。(保健室の利用はできません。)
※なお、マスク、フェースガード、アルコール消毒液、ペーパータオルが備えつけられていない場合もあります。ご不便をおかけしますが、自弁をお願いします。
3.学生への対応
授業担当教員は、体調不良あるいは健康上の不安から対面授業を欠席した学生を、以下のような指導を実施した上で「出席」としてあつかいます。ほかの履修者との不公平が生じない対応をお願いします。
〇学習内容を深めることにつながるレポート等を課す。
〇90分の講義時間に相当する学習の指示・課題を提示し、その成果を確認する。
〇上記の二つの組み合わせによって、学習成果を確認する。
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