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プレゼン二つ

昨日の1限「歴史学入門」と4限「国際言語文化入門」で学期末のプレゼンテーションをしてもらいました。1限のほうは相互評価付きです。お題は前者が「授業で得たことの実践」、後者が「推しの料理の紹介」、形式は前者がポスター、後者がマインドマップでした。

Zoom の画面共有でやってもよかったですが、あれはあれで味気ない展開になりがちです。ほかの人がせっかく精魂をこめてつくった(かもしれない、推定値)プレゼンテーションでも何の質問もコメントもなく、つぎつぎと交替ですすんでしまいます。90分で何人もやらねばならないので、こちらとしても時間管理によって集中力が削がれ、ま、いっか、になることもしばしばでした。

ふたつの授業ともふだんの授業はスライド動画を確認したあと、Slack 上でチャットのやりとりを主にしてきました。タイピングの速さは別として、文字のやりとりのほうが気楽にできる人たちです。ですので、通信料の節約も兼ねて、ファイルを Slack に登載してもらい、スレッドを立てて質問やコメントを入れてゆくスタイルをとった、すこし俯瞰のむずかしい発表会です。

多少の不安もあり、ファイルが面倒な形式のもの(たとえば、pages のファイルを Windows で直接に読むことはできません。iCloud 経由で変換する手間が要ります。)で登載した人もいましたけれど、それぞれがそれぞれに質疑応答して、スレッドにはおよそ人数分の発言が並びました。ふだんの慣れというか、発言できる雰囲気というか、やはり重要でした。

昨年度には4限のものは実食を兼ねたパーティで締めくくりました →「ラーメン本の講読のうちあげパーティ

いまは会食がゆるされない情勢ですからしかたがありません。1限のほうでも朝からお菓子を食べたことや「歴メシランチ」をしたこともありましたが、しかし、遠隔では無理です。とはいえ、何とか楽しく終われたのではないかと希望的観測をうちあげています。

履修者に救われる、というのがいまいだいているこころもちです。

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