春のなごり
あたふたとすごした3月から、ぼーっとしたままに4月を迎えました。3月29日の満月は、西行法師のあまりに有名な歌のとおり、サクラの盛りのなかで輝き、その日の昼ごろに懸案が片づいたこともあいまって、本当に美しく見惚れるほどでした。
今年のサクラの開花は記録的に早かったようですが、葉桜になりはじめているとはいえ、住まいの近所ではまだ花も見えます。職場の近辺のオオシマザクラやソメイヨシノは盛りをすぎましたけれど、ベニユタカが咲き、ウコンとギョイコウはこれからでしょう。花の季節を楽しむのはまだまだです。風の3月から雨の4月へ、花の5月、薔薇の6月と、息吹を感じる季節がつづきます。散歩も背中を丸めたくなることはなくなり、外套を脱いで出かけられることでしょう。足もとには愉快な蓋を見つけたりできます。
よい季節となりました。
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