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再訪 静岡県立美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」展

7月5日に開催した特別講義でも紹介していただいた静岡県立美術館の「カナレットとヴェネツィアの輝き」展(7月27日〜9月29日)に尚さんと出かけました。アタシは開催第1週目の7月30日に演習(ゼミ)のメンバーといっしょに観ていましたので2回目です。

入り口に置かれているカメラ・オブスクーラを確認したあと、「第1章 カナレット以前のヴェネツィア」でヴェネツィアの鳥瞰図などを鑑賞します。カナル・グランデ(大運河)は運河というよりはほとんど海です。
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カナレットの作品が登場するのは「第2章 カナレットのヴェドゥータ」「第3章 カナレットの素描と版画」からです……、というか、ここにかぎられます。17点というのが多いか少ないかはわかりかねますけれど、たぶん、たとえばイギリス王室所蔵のものでも50以上はあるはずなので、作品数からするとわずかしかありません。でも、少数とはいえその色彩や明るさ、こまかな描写や筆致は十分に楽しめます。
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18世紀イギリスの社会文化史からするとおもしろいのが歓楽園(Pleasure Garden)の描写でしょうか。なぜこのようなあやしげな場所を描くかな。
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グアルディやターナやシニャックもモネも「第4章 同時代の画家たち、後継者たち」「第5章 カナレットの遺産」に登場します。収蔵品の風景画とともに楽しみましょう。
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