オンライン会議 → オンライン独演会につきあうか

今週のなかごろにこういうつぶやきをしました。
https://twitter.com/kkurita/status/1451495015482417153?s=20

その前日にふざけんな!(That's bullshit)といいたくなるような状態を経験したからです。延々とつづく独演会のような、しかし、資料を読んでくださいですむような演し物を食らった翌日に、アタシの心中を推し量ったようなメールを mmhmm がくれて、スクショを投稿しました。

オンライン会議はたしかに遠隔地にいても共時的なコミュニケーションを可能にしてくれる頼もしい道具です。COVID-19 の感染拡大防止のための一環として採用されましたけれど、ふだんの生活の場から離れて誰かと会うのをあまり好まないタイプにとって今後も手放せないものとなりました。学会の大会や研究会でも採用されて、参加のハードルを下げ、気軽に、安価に、積極的にあつまれるようになったと感じます。

とはいえ、その場にいたら許せるけれど、オンライン会議までしているのに○○されるとは言語道断、もってのほか、アブノーマルにして沙汰のかぎり、というのもあります。中途報告とか進捗状況のお知らせといったたぐいはとくに嫌われる項目です。対面会議なら、笑いや咳きこみ、ブーイングや即座の非難、大小さまざまな音量のざわめきなどがありますけれど、大半がミュートしているので朗々と、しかし、辟易とするくらいに一人芝居ですすむスピーチコンテストの極北に至るばあいも生じます。さらに、「異議のある方はミュートを切ってご発言ください」(→ 要旨:「文句があるやつは前へ出ろ」)が多用されるものですから、もうほとんどの参加者は何もいわないし、いってもどうにもならないし、ただひたすらに終わるのを待っているだけでしょう。

学生の学術的な技能をきたえる初年次演習のような授業で発表用の資料に関連して ↓ このようなことをつたえています。
わたしは配布資料はパワポからつくるのでいまさら授業でとりあげなくてよい、という方は考えてみてください。たしかに、パワポで配布資料という印刷方法があって、何枚かのスライドをまとめてファイルにしてくれます。それを配る発表者は、ゼミでも学会発表でも官公庁や企業の発表でも見かけました。この方法の最大の欠点は、発表のスクリーンがむだになる、に尽きます。発表がスライドにある文字と図表を見せて読みあげるだけなら、発表者が話さなくても配布資料を見ればよいはずです。発表者には誰も注目してくれません。パワポでやるとしても、話すこと、スライドに示すもの、聞き手のひとりひとりに配布するものはそれぞれに役割が異なり、それぞれが役割を果たしてこそ、まとまった発表になります。トークとハンドアウトとスライドは別のものである、という前提に立ってください。
前提に立っていないのはおまえらのほうだ!といわれそうな危惧、というか戦慄をおぼえました。ふん。

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2週連続の選挙@静岡

さてさて2週連続の国会議員の選挙日となりました@静岡です。24日に投開票された参議院議員補欠選挙においては、補欠を生じることとなった県知事選挙で当選なさった現知事の応援もあって、もっともお若い方が当選する結果となりました。しかし、参議院議員を辞職して知事選に立候補なさった方がそのままに補欠選挙に出てくると思っていましたから、おやおや交替ですかと意外な感をいだきつつ、“あの人はいま”ののぞき見趣味的な興味をもってしまいました。サイトも更新されていないようですし、その後はお顔を見かけないですね。

31日には国政選挙である衆議院議員選挙があります。期日前投票で二つともすませてしまうことも可能でしたが、しかし、区役所へゆくのも億劫でしたから徒歩でいける圏内の小学校へと投票に向かうつもりです。昨日にはY売新聞の世論調査の☎が入ってきて、ちょうど手が離せないことをやっていたので、機械音声が話す途中で切ってしまいました :-P

とにかくさ〜、めんどうがないようにしてほしい。ゼミのOB・OGたちのなかには、県や市町の地方公務員としてはたらいている人たちもいて、それなりに消耗しているようです。COVID-19 の感染は下火になっているようですから、その点では作業する不安も小さなものでしょうけれど、休みがとぶのはいかがなものでしょう。

ところで、衆議院選挙のほうは任期ぎりぎりの解散となり、いちおう首相が解散権を行使したことになっています。「解散権は総理の大権である」というような発言を誰かさんもおっしゃっていました。大権を行使したとかいうと、なんとなく大仰な表現です。憲法上は天皇陛下の国事行為であり(第7条)、形式上は詔書が下されて解散になります。とはいえ、天皇は国政に関与する権限をもっていませんから、首相および内閣に解散権があると解釈するのが妥当でしょう。でも、解散権が実質的にそのときの与党にあるのは適切かどうか、アタシにはわかりません。

不信任決議がとおったわけではないですから、解散の時期をきめるのは総理≒政権党の総裁です。これまでも勝てる時期を見計らって、ときには目に見えるのはたったひとつの争点しかない状態で総選挙がおこなわれました。そもそも、総選挙のときに争点はいるか。今回の選挙戦を見るにつけても、争点なんかないじゃん。@静岡ではリニア問題が知事選から継続して参院補選へ、参院補選から総選挙へ来ているようですけれど、それもものはいいようで、どうもちがうというコメントをするニュース解説者もいます。で、結局のところ、投票する判断材料は候補者がうちだしている政策と現在の自分のおかれた状況と過去の候補者およびその所属政党(もちろん、無所属もあり)のおこなったことになります。

と考えてきて、勝つための党略をゆるして解散するのでなく、参議院のように任期ごとにきっちりとやればよいように思えてきました。もちろん、内閣不信任決議が成立したときや衆議院がみずから解散を望んだとき(過半数とか、3分の2以上とかで解散を可決する)には解散もありです。通常であればいまの任期の4年で、そのたびに4年間の実績を判断し、つぎの4年間を託する政策をくらべあうシステムにできないものでしょうか。これって、イギリスでも成立したシステムですよね。

与党、政権党が過去の4年がなかったかのように実績を示さず、先のまだ決まっていないことを誘蛾灯のようにちらつかせ、野党の側もまた何をなしたかを(何もなしていないのか)分析せずに、ただ「変えましょう」しかいわない選挙を見るのは悲しい。アタシの1票はどこにいくかな ヽ(。_゜)ノ

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「今後の勉強の参考にしたいので」うんぬんかんぬん

うらおもて13年にわたってつとめた教務委員をまもなく引退します。4度目の委員長は研究科も兼任でしたので、教授会のある火曜日は一度も欠席することができず、しかも、教授会 → 研究科委員会の順で開催される初っぱなからおわりまでつきあい、かといって教授会のない火曜日はゼミをやりますから、結局のところ、いきたかった展覧会をあきらめたことも一再ならずでした。土曜・日曜の上野公園あたりの混雑を思えば、平日にゆっくりと国立西洋美術館などを見てまわれるのは、わりと時間が自由な、しかし収入に辛いこの職業にゆるされた数少ない贅沢でしょう。来年度には、月曜休みの多い美術館・博物館へ隔月くらいでいけるかもしれません o(^o^)o

教務を終えるにあたり、ひとつだけあたらしい制度をつくりました。成績確認制度というものです。非常勤講師(「出稼ぎ」ともいう)先の某大学では雇われた3年前にすでに運用されていましたし、昨夏のGB長のおみやげは長○県立大学の「成績異議申立書」の写しでした。息子2号にたずねたところ、1年生のころに利用したことがあるといっていました。つまり、印象ではありますが、制度をもうけている大学がそこここにある気がします。もちろん、様子見の多いわが社はいかなる部局にもありません。

画策していたのは秋口のころで、いいぐあいに事件がありました。成績のつけまちがいがいです。受講生の多い科目でしたから、「やらかしましたね」度も高かった。オムニバス形式の授業で、評価点の算出方法の軽度なミスでしたけれど、200人弱に影響がおよびました。

じつは、アタシの担当しているオムニバス形式の授業でも1年前につけまちがいがありました。90点を0点にしたとかいう、おそらくはキーボード操作のあやまりに起因したものです。対象者が200人弱と1人という大きなちがいはあり、あとケアの規模にもそれにともなう人的な労力にも大差が生じますが、しかし、「あってはいけないよね」という点でやらかしぐあいは変わらないかと思います。

秋口の事件を反省する気運も手伝ってくれたのか、こういう制度をつくりますという提案は、制度の運営方法などのなかみはモヤッとしかあかさないままでも、ほぼ反対なく是認されたのでした。一言居士の目立つわが社ではめずらしいです。つけられた意見は、事務方の負担増を避けるべきとか、いま現在でこういう対応をとっているとか、前向きなものばかりで、何か拍子抜け感すらもただよいます ヾ(^。^*)まぁまぁ

そのあとは内規づくりです。あちらこちらの文言を拝借して――こういう作業は作文でなく、借文にすぎません。パクりともいう。ちなみに、アタシの英作文はほとんどが英借文になっています σ(^◇^;)――でっちあげました。そういえば、おなじころにシラバス作成のガイドラインをつくってくれといわれ、これまたあちらこちらの文言を拝借し、1日ででっちあげたのはナイショにしておいてください。この内規案については、漢字にしろ、「原則として」なら原則からはずれる事例を示せ、て・に・を・はをかえろ、こっちの表現にしろ、とかいう相変わらずのツッコミが入りまして、静岡弁でいう「やっきり」したですが、漢字が多いと画面が黒くなって読みにくい、内規に事例はいらない、て・に・を・ははそれじたいがレトリックである、他大学でつかわれる定型表現にしたがう、といって切りぬけ、さらにとどめに「これは内規条文でなく、手続きにかんする申しあわせとしておいて、文言を確定させた条文は制度をしばらく運用したのちにきめる」なる経験主義への誘導策を弄して、決定してもらいました。

ついにできた、めでたし、めでたし、です。紙媒体シラバスの追放はできなかったけれどな。

長いので、ここから先は「続きを読む」に移動させます。

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ボス交

ゼミの学生あたりに話してもほとんど語彙にないことばです。ふつうの国語事典には掲載されていません。そこでグーグル先生に頼んで検索してもらうと、ボス交とは……、

「ボス交渉」の略。大衆のいないところで、ボスだけで物事を決めること。 http://hyogen.info/word/1387986

となっておりました。学生自治会や労働組合のときにつかっていましたけれど、これ、大っ嫌い。いまの職場でも「内々の○○では」とかいう発言を聞くたびに、お猿さんか、とか思う。

何年か前のツイートをふりかえると、

気がつけば、ボス交だらけである。実際は私的に立ち話しただけなのに、「××長は前向きに検討するとのことでした」と虚言を弄し、平然と他人に圧力をかける者をどうしたら信頼できるか。

とつぶやいていた。

今日もまたメールで……
(  ̄ o ̄)oOO

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謎は深まるばかりです

アプ○イドというところから、いきなり、メールがとどきました。

お客様各位


いつもお世話になっております。


【夏季休業のご案内】

ア■ライド法人営業部

8月13日(土) 休業
8月14日(日) 休業
8月15日(月) 休業
8月16日(火) 休業
8月17日(水) 通常営業


アプライ△店舗は期日中も通常営業しております。

よろしくお願い致します。

法人サイト 「●プライドダイレクト」
http://www.applied.ne.jp/

ショッピングサイト 「アプラ□ドネット」
http://www.applied-net.co.jp/


■□■─────────────────
アプライ▼株式会社 法人営業本部

〒812-0042
福岡県福岡市博多区豊2-3-19 
TEL:092-481-7802  FAX:092-481-7651
営業時間:10:30~18:00
Mail: gaihan@applied-net.co.jp

何の変哲もない、HTMLメールでもないものですが、身におぼえがいっさいありません。この会社と取引したことがないのに、なぜこのようなものを受けとらなければならないか、とても理不尽な感覚をおぼえました。無差別メールの暴力かな。

そういえば、職場の部屋の前にあるポストには「宣伝広告の類、投函ご無用」と貼り紙をしてありますが、そこに遠慮なく投げこんでゆく唯一の業者さんが、たしか◇プライドとか……。

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ふん (`_´)

アタシが昇任させてもらってからはや3年以上、うちの職場では教授になった人がいません。ということはすなわち、○事案件や○○長で都合よくつかわれる下っ端教授がかわっていないということになります。さいわい、この秋には准教授昇任がありましたので、来春には4年ぶりの教授昇任があるはず……。

ただでさえ、これから団塊の世代の後継者問題があるですからねぇ。

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もう二度と

1年前のこの週末、1回目の手術から職場へ復帰しました。ほとんどどなたにも会いませんでしたが、近しい同僚の方が部屋にいらっしゃったので、あいさつしたのをおぼえています。週明けには、事務局へ「鞠福」(雅正庵の生クリーム大福)をもっていったですよ。

復帰して最初の仕事は、なんと人事の話でした。特別休暇中にメールをもらい、復帰した翌週の月曜日(つまり、鞠福をもっていった日)に交渉にあらわれた人がいました。その方がいうには、「教授であれば誰でもいいってことです。専門も問わない。そっちは××が審査するからかまわないのです」(伏せ字の部分は企業秘密?)とのことで、つまり、左陪席みたいなものらしい。長の方にはいろいろとお世話になっていますから、断りにくい仕事でもありました。それで、“長時間は無理”とくぎを刺しつつ、おひきうけしたのでした。

その仕事じたいは小過・中過はあったかもしれませんが、仕事を辞めなければならなくなるような大過はなく終了しました。年上の友人で他大学の学部長をやっている人が、「定員や人員に余裕があるのに、人使いが荒いね」と皮肉られたような感じは、自分としてはなかったです。やるべきことを無事に終えてよかった、それだけでした。

ところが、復帰直後の仕事の記憶などなくなりかけていたような最近になって、某会議の席上で、案件の対象となったいた方から、“適切な人選ではなかった”という趣旨の発言を聞きました。組織の基盤変えによってそういう制度になってしまったことを批判なさるなかで自分の事例をあげたらしいですが、なんと場当たり的な、帳尻あわせのような議論のたてかたでしょうか。いやなら、なぜ拒否しなかったのでしょうね。また、一方で「交渉にあらわれた」方は何も発言なさらずじまいでした。

その一瞬、思いました。もう二度と数あわせの仕事などやるまいぞー。

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打ち逃げ

昨年度の後期から導入されたウェブ学習支援システムには、出席点検装置もいっしょについてきました。この機械は学生証にしこまれたICカードの情報を読みとるもので、履修登録している講義室で何時何分に学生証を機械にかざす動作をしたかという記録を、それこそ厖大に、延々とつらねてくれるありがたーい代物です。

まあ、アタシのような下っ端はその記録じたいを見ることはほとんどなく、機械が整序してくれる受講生ごとの出欠記録をたまにながめるくらいでしかありません。だいたい、語学以外の授業で出席を重視しようとは思いませんし、でてきたくなければどうぞでてこないでくださいと、「売り言葉に買い言葉」的な考えでいますから、どうでもよいことです。毎回出席していたのになぜ合格しないのか、などと見当外れなクレームをつける学生さえいなければ、アタシはもっと幸せでいられると信じています。

ところが、この点検装置をプレッシャに感じる学生さんもいるらしい。媒体は明かせませんが、「出席を強要されているような感じがする」との発言もあります。授業になんてでるのが当たり前、出ない授業の単位はみずからとらないのが当然、とやせがまんをしてきたアタシの学生時代とは、ほんとに隔世の感すらおぼえました。たしかに30年弱ありますがね (^_^;)

となると、かならず登場するのが、学生証をかざす動作だけをして授業には出ないという行動をとる人びとです。学生証をかざす動作を「打刻」と呼んでいますので、こうした行動をとる人びとは「振り逃げ」ならぬ、「打ち逃げ」をしているとなりましょうか。しかも、ばれないと思っているふしさえ……。

ほとんど毎回、講義のあいだにクイズはだしますし、「どのように考えますか」と尋ねます。そういうときには名前を呼ばなければならないので、履修カードを見ているわけです。こたえてくれればチェックしますし、そのチェックがレポートのできが悪くても、「最後に救う」材料になると最初の授業でつたえています。これと比較対照すれば、「打ち逃げ」は明白に証明されてしまうことくらい想像がつかないのかなぁ。つかないとすると、ひどく想像力が欠けているとみなさざるとえません。授業にいるだけで何も応答してくれない場合にも、遠慮なく×印をつけるので、「打ち逃げ」だけじゃないかもしれませんがね。

ごせっぽくないマネはやめといたほうが身のためでありんすよ。

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とりあえずいえばいい……かな

オイラの職場でみかけるキャッチの一つが「学生参加型FD」らしいですが、報告だけを聞いていると、学生室の方々が「意見交換会」なるものをやっているのとあまり変わらないようです。FDというのは教員がおもにかかわるものであるとすれば、教育(とまではいかなくとも学習)をうながすもの、それにもとづくものであるべき、と考えるのはオイラだけかいな。

たとえば、学生さんからでてきた意見にたいして、可及的すみやかに、それを実現させようと教員側の機構をうごかすのは悪くありません。ただし、もう一つの反応として、学生さんの側にもその意見を根拠づけさせるとか、あるいは、何かを実現させるのに自分たちはどのようなことが可能なのか、さらには、その意見はどれくらいの支持や費用対効果をのぞめるのかを調査させる、といったことがなければ、教員のむだな仕事を増やすだけです。

たとえば、○○のような施設があればよいと考えるなら、その施設をいまどのような代替でつかっているか、その割合・人数はどれくらいか、利用頻度はどうか、実現させるのにどのような貢献ができるか、などを調べ、考え、自分の根拠にしないかぎり、施設ができてももとめた側はまったく成長しませんし、ただの利益誘導、パイの奪い合いを学習するにすぎません。昨日の報告にあったものでいえば、無線LANの設備が必要であると思うのなら、いま、その代替として携帯電話キャリアのネットワークカードをつかっているのはどれくらいいるのか、じっさいに無線LANを利用して何をするか、機器・設備の管理運用、利用の形態についてどういうルールが必要なのか、大学のネットワークでなく、公衆無線LANのような設備ではどうか、などなど、自分たちで調査できること、調査しなければならないことはいくらでもあります。そうしたことをやらないで要求がとおると思ったら大きなまちがいだ!と、学部長交渉や三者協、団交や労使懇でさんざん言われて学習させられたのは、アタシだけかなぁ。

ただでさえ、ゆとり世代真っ只中にあるオイラの息子たちなどは、何かを苦労しても何も得られないようなときもある、という経験を欠きます。どれだけ正しいことを主張したとしても、そのときの情勢次第で実現できない、といった政治的な経験や、自分のやりたいことは石にしがみついてでも自分でやりとおしてみせる、ようなスポ根ものも知りません。余命の長さを担保にして、持続成長型あるいは社会進化論的な未来を描いてみせるだけでは、異なる者たちにたいして説得力はもてないでしょう。たった一つの、くだらない、ちんけな要求をとおすために、時間と労力がどれだけかかるかを経験させない教育の場とは、すくなくともアタシにはどういう場所なのか、納得のいかないです。

ましてや、とりあえずいえばいい、などと思わせてしまうとすれば、無責任を助長するだけでなく、教育を放棄してクレーマを育てるだけです。それは学部の Development でなく、degeneration ですよ。

【WERC】業者さんと物品の数量と書類について最終的な確認。
【紀要編集】2010年度委員の先生にひきつぎ書類(同意書/不同意書など)を説明 → お渡しする。
【紀要編集】2009年度に作成した書類ファイルの一部を、簡単な説明をつけて2010年度委員の先生に送付。
【学生】休学中の指導学生について、学生室にて確認 → 予定どおりに復学するとのこと。

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腹減った

今日は朝早くでて病院へゆき、3月の予定をあたらしい担当医になってくださる方と相談してきました。アタシが診療をうける科の方々は、比較的、緊急の用件が入りやすいらしく、今日の相談も2回目の予定変更の末のことです。おまけに予定を立てたあと、すこし待ち時間の長い検査をうける必要があったため、もともと今日の最大の行事であった別件=明日のみはりのための説明会へは昼ご飯抜きで出席する羽目におちいりました。

今度の病院はもよりのJR駅から1時間ほど普通列車にゆられ、さらに駅からバスやタクシーで10分あまりのところにあります。13時からの説明会に出席するためには11時半には列車に乗っていたかったですが、されど、検査がおわって病院を出たのがそのころで、結局は途中で新幹線をつかいました。それでも、ほとんどギリギリだったです。

というわけで、説明会です。会にむかうエレベータでいっしょになった方は「全部で1時間くらいですかね」とおっしゃっていましたし、以前にやったときも似たような感触でした。ですので、さっさとおわらせて、駅から坂道をのぼる途中で買ったおにぎりを食するつもりだったのに。

正直なところ、わけがわかりませんでした。つぎからつぎへと質問がでて、それに司会の方が対応するうちに、混乱の度が増し、その混乱のなかにいる方々と横や前やうしろでしらけている方々とがわかれ、さらに非本質的というよりはどうでもよいような話がつけくわわってゆく……。もっとも笑えたのは、「○○を配り忘れたらどうなるのか」という、趣味でたずねているのか、と逆に問いたくなるような質問です。そんなもの、忘れたらあんたが始末書の1枚でも書きなさい、ですよ。とにかくアタシは腹が減っていましたので、ひたすら早くおわれーと祈っていたのでした。

しかし、みはられる人びとは、しきりに質問した方々が見ているほど、愚かではなく、もっとしらけて冷静にみはりの人びとをながめていることでしょう。

2月23日の業務
【WERC】ウェブサイトの管理人について、センター長の先生とメールで協議。

2月24日の業務
【入試】説明会 13:00~14:30
【会議】コース会議 15:00~15:30
 ※来年度の委員の決定で、FD委員、コンピュータ実習室運用委員、研究科運営委員があたりました。
【授業】学生室に電話し、成績登録締切を確認。
【WERC】ウェブ制作&レンタルサーヴァの業者さんにメール:講習会の確認。
【WERC】同上。講習会の出席を確認。

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