地デジがきた

テレビ東京がうつらなくなる、という尚さんと息子たちの声があって、なかなか踏み切れなかった自宅の地デジ化ですが、盂蘭盆会のとき、叔母の家で地デジを見せてもらったり、家電量販店でデジタルの美しい画面を見たり(尚さん曰く、「化粧の濃い、薄いまでわかっちゃうね」)、実家の地デジ化に着手したりで、ついに、自宅にも地デジがやってきました。といっても、ケーブルテレビさんに地デジの準備工事をしてもらう、ということだけを聞いていて、いまのテレビでそのまま映るとは思ってもいません。突然、BSハイとか画面に出てきて、アタシはもうぶったまげーたさんになってしまいました。

テレビの上に置かれた、ケーブルテレビ用の地デジ受信機。テレビが厚みのあるブラウン管なので載っけておけます (^^)v

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地デジのリモコン。なんだか色とりどりですね。

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それにしても、テレ東はどうなる@静岡、です。

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『JIN—仁—』最終回に思ったこと

かなりの遅ればせながら、初回から見つづけた番組『JIN—仁—』最終回について記しておこうと思います。最大の謎と思えた“ホルマリン・ベイビ”はまったく解き明かされなかったことをはじめとする、最終回の数々の肩すかしには、すでにネット上にもたくさんの反応を確認できることでしょう。中途半端なおわり方をしたこと、主要な登場人物のだれも死ななかったこと、“ホルマリン・ベイビ”が登場し、消えていた頭痛がよみがえったラストシーンなどから、映画化を予想する声も小さくありません。映画があれば、それはそれ、観たいですけれど、とりあえずドラマは決着をつけたものとアタシはうけとめます。

尚さんいわく、「原作のコミックもおわってないものをテレビでやるから、ぐっちゃくちゃになっちゃうのよ。ノダメ(『のだめカンタービレ』)もそうだったけど、実写化するのにも無理があるよ」。

なるほど、実写化のぜひはともかくとして、たしかに、コミックの原作がおわっていない、あるいはおわり方を迷っている、おわり方が見えない状況で、ドラマが勝手にエンディングをつくるのには仁義を欠く側面があるのかもしれません。原作の展開する余地を狭めてしまうかもしれないやり方は、純粋な原作ファン(というのがいるかどうかは別にして)にしてみれば回避してほしいことでしょう。ただし、原作者もまたドラマ化にOKを出しているはずですから、ドラマはドラマなりのおわり方があってもかまわないようにも思えます。コミックとテレビドラマではありませんが、あの『ヤマト』でさえ、映画版の2とテレビ版の2は結末がちがっているのですから。
※個人的には、『ヤマト』は映画版の『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のほうが好きです。白色彗星帝国の超巨大戦艦にむかう最後の場面には、極楽浄土へ旅立ってゆくようなイメージがあります。

アタシが最終回に思ったことは、テーマの裏返しです。以前の投稿に記しましたように、人間にとって死は避けられぬものとして語られ、そうでありながら淡々としてそれをうけとめられる人びとを描いているところにひかれ、涙してきました。しかし、最終回では、内野聖陽さんの龍馬も、中谷美紀さんの野風も、大沢たかおさんの仁も、生にむかっていたように感じたです。だれも死ななかった、つまり、今回は未了の「生」をテーマにしたのではないでしょうか。

また、野風さんのセリフが印象的な回でもありました。

龍馬にむかって、
「見事に直していただきんした。これ以上 望んでは、罰が当たりんす。」
ときっぱりと語り、また、仁友堂を去るとき、
「これからはおのれ足で、いきたいところにいくでありんす。そこで誰かと出会い、誰かに慕い慕われ、誰よりも幸せになるでありんす。南方先生の手で、生まれ変わらせていただいたのでありんすから。南方先生、ほんに、ほんにありがとうござりんした。」
と声をあげるところなど、見せ場でしたねぇ。

野風さんの笑顔は、涙をともないながらもとても美しい。いたずらっ子のようなあかんべーもすてきな別れ方だったと思います。生まれ変わったことへの笑顔、彼女を救うことができたという涙、「一歩一歩進むしかない」という決意、みな、未来へむかって開かれていたようでした。とりわけ、大沢さんの仁は、ドラマで設定された現代にのこしてきた恋人(象徴的に名前は「友永未来」=演じる女優さんとおなじ音であり、「みらい」とも読める漢字である)から「解放」されたと語ります。これは、タイムスリップした先の江戸が現在となり、もとの現代が過去になり、そして、現在をうけいれた瞬間だったのではないでしょうか。死と生の逆転や過去と未来の逆転を見せてくれたことが、それまでの回を観てきた者にとって肩すかしと感じることにつながったのではないかな。

続編があろうとなかろうと、アタシは充分に堪能できましたよ。

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日曜劇場から

10月のなかばの投稿で、ホロリとさせられたことを告白した「東芝日曜劇場 JIN—仁—」ですが、その後もよくホロホロさせられております (ノ_-。)
夏の退院いらい、早寝をこころがけていることもあって、放映時間には途中までしか視聴せず、つづきは職場で昼食をとりながら録画をみることになりますが、毎回毎回、箸をとめてティッシュで鼻をかむことしきりです。悲しいとか、うれしいとか、涙の種類はいろいろとあるでしょうけれど、あまりわけへだてなく泣けてしまうのは、涙腺のゆるい年齢になったからかもしれません。

きわめて個人的な感想をいえば、このドラマで泣けるのは、医療ものでありながら、そして、毎回、医療によって生命を助けられる人が登場するものでありながら、それでも死は避けられないという、あたりまえのことをえがいているからではないかと思います。高岡早紀さんの演じた「夕霧姐さん」(「おさらばえ」)、武田鉄矢さんが友情出演した「洪庵先生」などは、死するときがわかっていながら、ゆったりとそれを迎えていたようでした。死すべきものとわかっていてそれを迎えられる人は、強い。

巡回法廷において有罪の評決をうけた犯罪者(在監者巡回法廷および刑事巡回法廷の辞令をうけた判事が主宰する裁判なので、必然的に重犯罪者=有罪であれば死刑が多い)の記録、ニューゲト監獄付き牧師の出版した死刑囚の履歴および語り、死刑囚みずからが作者となった(と少なくとも記載する)死を前にしてのことば、そして、死刑囚が国王にあてた恩赦嘆願状、そういった史料で刑死をみてきた自分にとって、死生というのは比較的ちかいものと思っていました。自分にふりかかってきても、何とかうけいれられるのではないか、と。ところが、ぜんぜんそうではありませんでした。右側のは主治医の先生が「根治」という表現をつかっておられましたが、いまでもまだ左側には発症していないけれど、予防治療もしていない、経過観察中のものが残っています。そのことについてあれこれくよくよしはじめると、眠れなくなったり、ドキドキしてしまったり、あるいは逆に何をする気力もわかないときがあります。精神的に不安定な状態になるわけです。そういう自分をみていると、死刑囚たちのふるまいの記録がこれまでと別様に感じられるような気がします。

経験第一主義みたいになってしまいました。

12月7日の業務
【授業】「イギリス社会史研究(院)」10:40〜12:10
【授業】同上。次々回の文献コピー。
【特別講義】担当の先生からお知らせを受領 → 室内に掲示。
【PC実習室運用】プリンタ更新関係のやりとり。
【人捜し】事典項目を担当可能な人材についての問い合わせに応対。

12月8日の業務
【ゼミ】欠席者=インフルエンザかも知れない学生から連絡 → 学生室の方とやりとりしながら対応。
【ゼミ】卒業研究の一部原稿を受領 → 校正・コメント。
【授業】「演習」13:00〜16:10
【会議】「国際交流委員会」16:30〜17:50
【会議】「学部活性化事業ミーティング」18:00〜18:45

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おっとっと

スポーツ報道番組をよく見ています。土曜日はなんといっても、TBS系のスパサカこと、「スーパーサッカー」ですよね。おまけに今日は、静岡ダービの日です。結果は引き分けだったようですけど、あいかわらず独特の雰囲気でボールを蹴りあっていました。中山選手や伊東選手が元気に出場しているのが、とてもうれしいです。

ところが、こうした番組のあいまのCFには、“おっとっと”になってしまうものがあります。たとえば、○○○電機はフットボールの試合をモチーフにしていますが、当然のことながら、ゆるいこと、ゆるいこと。「あんなに突っ立ってドリブルしないってば」とか、ツッコミをいれたくなりませんか。それをいかにも真剣勝負であるかのようにみつめる男優さんキャラも、悪気はまったく感じないですけど、何か番組内容がおちょくられているみたいです。ようするに、組みあわせが、いまいち納得のいかないものになってしまっています。

もうちょい楽しそうにやってる場面のほうが、たとえ練習のときのそれでも、ヴィジュアル的に好ましいのではないでしょうか。おいらが言っても、どうにもならないことでしょうけどねぇ。

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辞任の雑感

午後2時からの辞任の会見をテレビでみました。ゆっくりしゃべっているのに、頭のなかの整理がついていなかったのか、いまひとつ意味不明な内容だったと思います。なぜ、いま、辞めるのか。報道関係者の質問でもでていた項目ですが、明確な回答はありませんでした。

雑感はいくつかあります。

●●史上最低のタイミング?●●
2週間ほど前に内閣を改造し、3日前に職を賭す覚悟を表明し、2日前に所信表明を演説をおこない、さて、というところで辞任です。総理が辞めれば自動的に内閣は総辞職ですから、各省庁の事務方にとって改造内閣は何だったの?ということになるでしょう。

●●前任者のマネ?●●
シドニーできった見得は、ひょっとして郵政選挙のときの再現をねらったでしょうか。特措法だけに集中してほかの問題を遮断し、一点突破に死中活を見いだそうとしたでしょうか。でも、誰も「職を賭す」に反応して踊りだしてはくれませんでした。しらーっとした空気がただよっていました。

●●ひょっとして?●●
タイマン勝負にはつよかったかも知れません。人につよいというか。でも、組織の長として、組織 v. 組織のときにはまとめきれなかったという印象です。圧勝、完勝、大勝のときはいいけど、陣取り合戦みたいなのは苦手そうです。

意味不明感はふかまるばかりです。ただ、今宵にかぎっていえば、視聴率が非常に低迷している番組でしたが、2時間ドラマの女優陣が総出演していて、個人的にはけっこう楽しんでいた「さくら署の女たち」の最終回が、報道特番を入れたために、なんと土曜日の午前中にまわされしまったのが残念です。ま、朝日新聞は徹底的に敵対していましたから、しかたがないかな。

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涙がただ……

日曜日の23時30分前後のテレビといえば、TBS系の「世界遺産」を見るくらいでした。今日はふとNTV系をみると、「ミュージックラバーズ」という番組に、「ぼくたちの青春だぁ」という枕詞のつく、松田聖子さんがでています。もうそのまま、気分は四半世紀前にトリップ。

でもねぇ、たった3曲ですよ(ふだんの番組は知らないので、これがふつうなんでしょうか)。「赤いスイートピー(1982年)」、「SWEET MEMORIES(1983年)」、「ただ涙がこぼれるだけ(2007年)」で、前の2曲はいまだに何も見なくても歌えてしまいます。高校を卒業して、病気をして大学を退学し、アルバイトをして、病気が再発して、再受験して、やっと大学へいけて、うれしい出会いと悲しい別れがあって、そういう時期にいつも口ずさんでいた歌だからにちがいありません。歌手本人が、あのころとおなじキーでうたえるのもすごいものです。

【授業】「ヨーロッパの風土と文化」の授業ファイルづくりを終了。

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うわっ リティだ

フットボールW杯の開会式をみています。60年代・70年代くらいまでの優勝メンバーは名前をいわれても、よくわかりません。いやいやそれでも、ライーやレオさま、リティやブッフバルトやフェラ、デサイーもプティも見ちゃいましたね。さすがというか、マラドーナはドタキャンだった……ほんとかな。

今回、オイラはイングランドを推したい。てゆーか、だれもがいやおうなくブラジルを優勝候補の筆頭にもってきちゃいます。かなり年齢の高い両サイドバックはともかく。だからひねくれて、ひそかに、ではなく、今日からはっきりとイングランドを応援します。なかの4人の厚さはどこにも負けないと思うんだけど、あとはオーウェン、クラウチの凹凸コンビ(ルーニはグループリーグ出場が無理っぽいですから)のふんばりしだいでしょう。

ちなみに日本代表ですが、オーストラリアの新聞にはこのように掲載されていたそうです。

「ジーコ監督は同じ選手を起用し続け、なかなか新しい選手を入れようとしない。多くの豪州人はその采配(さいはい)が勝利への秘密兵器と期待している」。

笑いのかんどころをかなり上手におさえたコメントですね (^_^;)


【授業】「原典講読」10:40~12:10

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『リバティーン』

一日分だけとびました。昨日の会議で、“こんな本質的でないことを発言するなよ”と念じていたことを、“この人ならきっというだろう”と思われた人が、予想どおりに発言されたので、あたしはふか〜い眠りにおちてしまって立ちなおれませんでした。イ・ビキ・デ・モカイタロカ博士(?)です。

眠りといえば、ひさしぶりにNさんの personal memorundum が更新されていましたけれど、午前2時前に眠らない/眠れない生活を2ヶ月もなさっていたとはおどろきです。午前7時にはほぼ起きている生活(なんて健康的!)ならば、7年前に上の息子が小学校に入学していらい通常のことですが、宵っ張りはちょっと。ただし、そんなにお忙しいNさんでも、うらやましかったことが一つあります。それは、ジョニー・デップ主演の『リバティーン』をご覧になったという話です。たまたま、今週の土曜日の研究会で18世紀のリバティーン=道楽放蕩をあつかった文献をとりあげるですけど(なぜか報告者になってる?!)、言論・出版の自由が成立する前、検閲バリバリの世界のゴシップ、スキャンダルの映像もみてみたいわけです。

残念ながら、あたしの住む静岡では『リバティーン』がかからないです。『ホテル・ルワンダ』まではきたけれどねぇ。千葉大学でおこなわれた日本西洋史学会の帰りに、もうすこし余裕があれば東京でみたかったですが(ちなみに「ポンペイ展」も)、かないませんでした。沼津へ行くか、名古屋へでかけるか、それともDVD化まで待つか。


5月30日の業務
【教務】教務管理部の部会長について、コース世話人の先生と協議。
【教務】同上。学部教務委員長の先生と協議。
【授業】「演習」13:00〜16:20
【会議】臨時教授会 16:30〜19:00

5月31日の業務
【授業】「英語で読む英米文化入門」10:40〜12:10
【書類】出張伺+別表を提出。

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みたい映画

欲望を正直に吐露しますと、いま、みたい映画が3つあります。

1)第2代ロチェスタ伯爵ジョン・ウィルモトの生涯をえがいた『リバティーン』
ジョニー・デップが主演。梅毒の男が議会で演説する場面は壮絶で、このうえなくセクシーでしょう。静岡の映画館にはかからないかも (;_;)
あたしの商売とも関係ないとはいえないけれど、S先生におしえてもらったキューブリックの『バリー・リンドン』とつうじる放蕩者の生きざまがよいですよね。もちろん、スキャンダルと公共圏のような関心もあるですが。

2)どこでも関心を呼ぶ『ホテル・ルワンダ』
ルワンダという国はあらためて地図を見直さないと場所がわからないし、1994年にあった大量虐殺は記憶にのこっていないかもしれない。4月15日から静岡シネ・ギャラリー(サールナートホール3階)で1ヶ月弱のあいだ上映されます。

3)毎年、家族でみている『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』
上の2作にくらべて緊張感が……。恒例ということでおゆるしを \(^^:;)...

【授業】「英語で読む英米文化入門」10:40~12:10
【会議】待機時間が長い会議:15:40~19:40
【?】お二人の方に日程を確認。
【教務】コース所属2年生指導教員一覧表を添付ファイルにて送付。

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冬のドラマ

今冬のこのクールのドラマ、どれもいいですねぇ。月曜日は夜9時、フジテレビ系の『西遊記』(ローカルはテレビ静岡)、火曜10時はおなじく『アンフェア』(篠原涼子さんは万華鏡のように役柄をゆたかに演じています)、水曜日は2クールつづきで夜9時の『相棒』(テレビ朝日系 → 静岡朝日テレビ)、それからちょっととびますが、土曜日夜9時日本テレビ系の『喰いタン』(静岡第一テレビ)など、どれもこれも楽しく、子どもと主人公のマネをして遊んでます。

なかでも『アンフェア』、ネット上でも話題です。「最終回をみたい今期のドラマ」アンケートをみると、どの年齢層でも第1位で、これはワクワクものです。れいの、「世の中にはフェアなことなんて何もない。 目には目を、復讐には復讐を。 アンフェアには、アンフェアを」のキャッチも、ネット上の各地のウェブログに記されていて、順番やこまかな文言を失念してしまっても、すぐに検索できます。ゼミの学生さんもみているらしい。ただ一つだけ心配な点があって、ホントにあと2回ほどのうちに、これまで(すくなくともオイラには)てんでバラバラのストーリが収拾つくのでしょうか。

『アンフェア』もこんなふうになかなか好きですが、オイラの最愛番組となってくれたのは、静岡ローカルでは金曜日の23時45分から0時45分まで放映されている『時効警察』。多くの寸評にもあるように、力の抜けぐあいが非常に絶妙でクセになります。小ネタ満載ですし、それでいて森口瑤子さん(茗荷谷かよ子)の回など、ホロリホロリと涙がとまらなくなりました。東京、中京、関西圏ではすでに最終回を放映してしまったようですが、1週おくれの静岡は来週でおわり。昨日にみたのは、桜井淳子さんが助教授役ででているオーラス前の回で、尚さんといっしょにケラケラ笑ってました。

『時効警察』のサイトはこちら。6月にDVD発売だそうです。うっきっき。


【授業】3512教員室の掃除。

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