いただきもの(「不自由な」労働者)

編者のお二人にくわえて、著者7人のなかにも長いおつきあいの方がいらっしゃる論集です。ご恵送くださり、ありがとうございました。とはいえ、短冊には「著者」としかなく、どなたが送り先として選んでくださったかはわかりません。

さっそくに読んだのは、奥田伸子さんの序章「「不自由な」労働者とは誰か」と終章「結論にかえて」です。堅実な書きぶりが著者らしいですし、まくらにマルクスにふれているのはうれしい。結論はこれからのさらなる共同研究まで待つことにします。

ついで、30年来の知己である森本真美さんの第6章「囚人労働と奴隷制——19世紀前半のイギリス刑罰論争から——」に移りました。畑違いの犯罪社会学会に寄稿したアタシの拙論をあげてくださっています。そこで自分で述べた刑罰が多元的な状態であった18世紀イギリスが、19世紀の刑罰改革を経験する経緯はそれぞれの刑罰ごとに消長をたどらなければならないことを再確認することができてありがたかったです。歴史のなかの個々人の経験と概念化された思想の展開とがまじわるところを勉強します。

労働は生産点にかかわる研究になります。まだまだいくらでも豊富な鉱脈があることを想起させてくれることでしょう。

奥田伸子・三時眞貴子(編)『近現代の「不自由な」労働者を再考する——イギリスと帝国を中心に——』(広島大学出版会、2025年)
https://www.hiroshima-u.ac.jp/press/63
20260201

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名古屋近代イギリス研究会のお知らせ(追加情報)

松の内があけました。日常にもどって卒論提出を待つ今日このごろです。
研究会の幹事役から追加情報というか、ほぼ正式情報というか、メールを拝受しましたので、一部をととのえて転載します。

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本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、次回の研究会は3月8日(日)に対面で開催いたします。(下記参照)
東京大学大学院D1の伊藤直起さんが
「第二次議会改革後のイギリス自由党の構造変化(仮題)」
というタイトルでご報告されます。
この研究会では久しぶりの政治史で、フレッシュなご報告になるものと存じます。

また、今回のご報告にも関連するのですが、東大西洋史の雑誌『クリオ』に掲載された伊藤さんの論文は下記のリンクから入手可能と伺っております。
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/records/2010095

後期入試等の時期とは存じますが、多くの方のご出席をお待ちしております。
場所は中京大学です。メール末尾にキャンパスマップ等をつけました。

また終了後は、懇親会も予定しております。こちらもご予定いただければ幸いです。研究会の2週間くらい前に出席の確認をさせていただきます。

では、3月にお目にかかることを楽しみにしております。

    ――記――

日時: 2026年3月8日(日)14:00〜18:00
場所: 中京大学名古屋キャンパス14号館4階「経済学部会議室」 ※末尾のキャンパスマップ等ご覧下さい。
報告者: 伊藤 直起(東京大学大学院 D1)
報告タイトル:第二次議会改革後のイギリス自由党の構造変化(仮題)

中京大学名古屋キャンパスアクセス
http://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/h1.html
キャンパスマップ
https://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html
地下鉄「八事(やごと)」駅5番出口を出て、西門から入ると、左手奥のL字型の建物の4階です。
経済学部会議室を含む14号館3・4階の配置図
http://www.econo.chukyo-u.ac.jp/undergraduateIntro/facility.php

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名古屋近代イギリス研究会のお知らせ(早出し)

11月2日の研究会は自宅から参加しました。オンライン研究会やハイブリッド学会が開かれるようになり、出無精をきわめているアタシのような者にはベルエポックといえるかもしれません。

早くも次回の研究会のお知らせです。

11月2日の研究会は多くの方にご参加いただき、大変有意義な研究会になりました。
ありがとうございました。

さて次回の研究会は、来年(2026年)3月8日(日)14時から中京大学八事キャンパスで対面で行います。
東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程の伊藤直起さんにご報告をお願いしております。
https://researchmap.jp/Liberal-Party_Naoki

ご報告タイトル、会場の詳細などは来年1月ごろにお知らせします。まずは日程調整をお願いできれば幸いです。学年末のお忙しい時とは存じますが、是非ご出席ください。なお、研究会後、会場付近で懇親会を予定しております。こちらもどうぞご出席ください。

急に寒くなってきました。インフルエンザもコロナも流行しているようです。どうぞご自愛くださいませ。

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名古屋近代イギリス研究会(11月2日)のお知らせ

研究会の幹事役の方からご案内をいただきました。一部を修整して登載します。

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みなさま

奥田です。
猛烈に熱い夏もようやく終わり、朝夕は秋らしさが感じられる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。次回の名古屋近代イギリス研究会は11月2日(日)にオンラインで行います。

報告者は愛知県立大学の木内さんからご紹介いただきました一橋大学大学院の山田祐育さん(https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=202401010518466373)です。山田さんはスコットランドナショナリズムやゲール語の社会史的研究や言語政策にも踏み込んだ語研究をされているとのことで、非常に興味深いご報告と存じます。

学会シーズン、あるいは推薦等の入試シーズンのお忙しい時とは存じますが、どうぞ、ふるってご参加ください


日時: 2025年11月2日(日)14:00~17:00
報告者: 山田祐育
報告タイトル:
 19世紀スコットランド・ゲール社会の民族意識と文化的抵抗
 ――ジョン・マードッホ自伝を手掛かりに――

以下のZoomミーティングで行います。
─────────────────────────(ここまで
Zoom Meeting のIDなどの詳細は本ブログの書き手までおたずねください。

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2025年度近世イギリス史研究会

事務局をつとめてくださっている方からご案内をいただきました。
以下に引用します。

この研究会ですが、以前はたしか参加にひとつだけ条件があったと記憶しています。
それは⋯⋯、自認でもほかからの評価でもかまわないが「若手」であること、でした。
いまだに駆けだしを自覚するアタシは参加できるってことか。

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近世イギリス史研究会事務局の中村です。
いつもお世話になっております。

先日もお伝えいたしましたように、下記要領にて、2025年度近世イギリス史研究会例会を開催いたします。
後期授業再開直後でご多忙のことと存じますが、何卒ご出席賜りますようお願い申し上げます。
例会終了後には懇親会をおこないますので、こちらにも奮ってご参加いただければ幸甚です。

参加を希望される場合は、会場の準備等の関係上、10月5日(日)までに、例会および懇親会の出席について、
別途お知らせするGoogleフォームからご登録下さい。

Continue reading "2025年度近世イギリス史研究会"

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いただきもの(『「主権国家」再考』)

4月下旬にはいただいていました。とりあえずのお礼は申しあげたものの、しっかり読む時間もなく、かたちばかりのものであったことは否めません。

日常のあれこれにまぎれてしまった数か月、あるいは自分のことにかまけてほかを見る余裕のもてない日々がすぎました。ようやくここにきて何とか時間をつくりだし、歴史学研究会で4年連続の部会テーマとなった本書を味わっています。緊迫した世界の状況についての問題意識にもささえられたこの本にたいして「味わう」というのはお門違いかもしれませんけれども⋯⋯。

あらためて、ご恵送くださった先生には感謝を申しあげます。

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中澤達哉(編)『「主権国家」再考――近代を読み替える――』(岩波書店)

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特別講義「モネ、ホイッスラー、シニャックの描くヴェネツィア——国際都市の輝き——」

おひさしぶりです。つまるか、つまらないかは別にして書類や審査の締切に追いまくられました。あー、しんどの5月、6月です。

それでも気持ちのよい企画を実現できています。今年度もおとなりの県立美術館から貴家映子さんを講師にお招きしました。7月27日からはじまる展覧会「カナレットとヴェネツィアの輝き」にあわせての開催です。登録不要、どなたでもご参加いただけます。

【特別講義】
モネ、ホイッスラー、シニャックの描くヴェネツィア——国際都市の輝き——
日時:2024年7月5日(金)10:40~
場所:静岡県立大学国際関係学部棟1階3107講義室
講師:貴家 映子 氏(静岡県立美術館主任学芸員)

「英米文化論A」という授業のなかでの1コマです。ふだんからハイブリッド形式でおこなっていますので、オンライン会議システムでの参加も可能です。ミーティングIDとパスワードは添付ファイルの「お問いあわせ」連絡先におたずね願います。
ダウンロード - e8b2b4e5aeb620240705flyer.pdf

すでに終了してしまいましたが、先週には田村理さんをお招きして特別講義を実施しました。とても勉強になる,内容の濃い講義でした。
ダウンロード - e794b0e69d9120240619flyer.pdf

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名古屋近代イギリス研究会のおしらせ(2024年7月27日開催)

幹事の方からのメールを一部を編集して転載します。

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新緑の美しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
前回はオンライン研究会でしたが、多くの方にご出席いただき充実した研究会になりました。
ありがとうございました。

次回の研究会は7月27日(土)に開催いたします。(下記参照)
名城大学の西山徹さんが「ジェイン・オースティンにおける父権と契約——『分別と多感』Sense and Sensibility を中心に——」というタイトルでご報告されます。
この研究会では多くはない(もしかしたら初めて?)文学を題材としてご報告です。
学期末のご多用の時とは存じますが、多くの方のご出席をお待ちしております。

なお、場所は中京大学ですのでお間違いないようお願いいたします(昨年9月の研究会と同じです)。 
末尾にキャンパスマップ等をつけました。

また終了後は、懇親会も予定しております。こちらもご予定いただければ幸いです。

では、7月にお目にかかることを楽しみにしております。


日時: 2024年7月27日(土) 14:00〜18:00
場所: 中京大学名古屋キャンパス14号館4階「経済学部会議室」(キャンパスマップ等をご覧ください。)
報告者: 西山 徹(名城大学・経済学部)
報告タイトル:
 ジェイン・オースティンにおける父権と契約
 ——『分別と多感』Sense and Sensibility を中心に——

連絡先: 奥田伸子

中京大学名古屋キャンパスアクセス
http://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/h1.html
キャンパスマップ
https://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html
地下鉄「八事」駅5番出口を出て、西門から入ると、左手奥のL字型の建物の4階です。
・「経済学部会議室」を含む14号館3・4階の配置図
http://www.econo.chukyo-u.ac.jp/undergraduateIntro/facility.php

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名古屋近代イギリス研究会のお知らせ

研究会の幹事をつとめてくださっている方から通知がありました。前回にはひさしぶりに対面でおこなわれましたが(しかし、あたしは出席していない <(_ _)>)、今回はオンラインでの開催です。一部を省略して以下に掲載します。

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みなさま

奥田です。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて次回の名古屋近代イギリス研究会は、2月17日(土)15:00より下記の要領でリモートにて行います。
早稲田大学の博士課程にご在籍中の徳山さんによるスコットランドにおける貧困女性の救済にかかわるご報告です。
イングランドに関する報告が多い私たちの研究会にとっては異なる観点からの学ぶところが多いご報告となることと存じます。
入試の時期ではございますが、ふるってご参加ください。

なお、開始時刻が15:00と普段と異なりますので、ご注意ください。
2月にモニター越しに皆様にお目にかかることを楽しみにしております。


日時:2024年2月17日(土)15:00〜
報告者:徳山賢誠(早稲田大学大学院西洋史学コース博士課程1年)
報告タイトル:ヴィクトリア期及びエドワード期のスコットランドにおける貧困女性に対する救済(仮)
Zoom ミーティング

連絡先: 奥田伸子
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ミーティング IDおよびパスコードは幹事連絡先または本ブログの運営者までおたずねください。

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名古屋近代イギリス研究会のお知らせ

サクラの季節はとうにすぎ、すでに入梅も梅子黄もという時節です。あれこれと疾走感、あるいは旋回感をおぼえつつ、日々をすこしています。精進せい!です。

夏の終わりをむかえるころに開催される研究会のお知らせです。幹事の方からいただきました。場所が中京大学へと変わったようです。大学時代の最初の下宿先がこの近辺でした。なつかしい場所です。ただ、9月末とか、そんなに早く時間のたつのは困るけれど……
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みなさま
奥田です.
はやばやと梅雨入りしてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。
前回から少し間が空いてしまいましたが、下記の要領で9月30日(土)に名古屋近代イギリス研究会を開催いたします。
今回は名城大学に赴任されました赤木誠さんにご報告をお願いいたしました。20世紀前半の社会政策にかかわる興味深いご研究です。是非多くの方にご出席いただきたく存じます。なお、場所は中京大学ですのでお間違いないようお願いいたします。メール末尾にキャンパスマップ等をつけました。また終了後は、懇親会も予定しております。こちらもご予定いただければ幸いです。研究会の2週間くらい前に出席の確認をさせていただきます。ではみなさま、9月にお目にかかることを楽しみにしております。


日時:2023年9月30日(土) 14:00〜18:00
場所:中京大学名古屋キャンパス14号館4階「経済学部会議室」
末尾キャンパスマップ等ご覧下さい。
報告者:赤木 誠(名城大学・経済学部)
報告タイトル:「母性手当から家族手当構想へ
―E・F・ラスボーンによる貧困調査とその解釈―」(仮題)
連絡先: 奥田伸子
中京大学名古屋キャンパスアクセスhttp://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/h1.html
キャンパスマップhttps://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html
地下鉄「八事」駅5番出口を出て、西門から入ると、左手奥のL字型の建物の4階です。
・「経済学部会議室」を含む14号館3・4階の配置図http://www.econo.chukyo-u.ac.jp/undergraduateIntro/facility.php

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